食べる事は誰もの楽しみですが、年齢を重ねていくと、脚などの筋肉と同じように、口やのどの周りの筋肉も衰え始め、むせたり、飲みこみづらいなど食べる能力が衰えてくること(摂食嚥下機能の低下)があります。
衰えをそのままにしておくと、脱水、低栄養、窒息、誤嚥性肺炎などを引き起こすリスクが高まります。
お茶や汁物等でむせることがある
のどに引っかかる感じがする
口の渇きが気になる など
と感じている方、食べる力が衰えているのかも・・・
そこで食べる摂食嚥下機能に関する正しい知識を身につけ、自分自身の状態を知り、機能の維持や低下予防に努めることが重要です。
また早い段階で適切な対応を行うことで回復するといわれており、衰えに早めに「気づき」、対処していくことも必要です。
でも医療や行政側からの情報発信だけでは限りがあります。
住民や町会、商店街、企業など地域のみんなが啓発活動の担い手として、「誤嚥予防活動」にかかわることで、家族や友人、周りの方など、身近な大切な方々に「気づき」の機会をたくさん作ることができます。
摂食嚥下機能の維持・向上、そして機能低下している場合は、早期発見、適切な対応につなげて、生涯にわたって安心して美味しく楽しく口から食事が摂れるように、みんなで「誤嚥ゼロのまちづくり」に参加しましょう。