えんげちゃんダンスは楽しく続けることを目的に創作した、「食べる力」を向上するためのオリジナルの「歌とリズムの体操」です。
全ての体操は医師、歯科医師、リハビリテーション医学関係専門職等の「食べる力の専門家」と音楽家と一緒に作成した「歌詞と曲と振り付け」なので、安心してご活用頂けます。
歌詞や旋律、振り付けなどに「プロの知恵」がたくさん入っていますので、リズムにのって楽しく歌って、カラダを動かすことで、知らない内に「食べること」「飲み込むこと」をトレーニングできます。
歌うだけでもカラダを動かすだけでも、立位でも座位でもOKです。
続けていくと徐々に「食べる力」がついてきます
みんなの声
(高齢者施設園長)
取り入れられるようDVDなどあれば紹介してほしい。
(地域包括支援センター)
(福祉系大学生)
ポイント
これまで5000名以上に提供し、8割以上が「大変楽しかった」「続けたい」と答えています。
(2019年3月末現在)
えんげちゃんダンスの種類
どの体操も初めてでも楽しく口やカラダを動かすこと、しっかり声を出すこと、飽きずに続けられることを意識して作成しています。
一つ一つの動きは難しくないので、動画や動きの解説パンフレットなどを見て真似しながら行うことができます。
イメージを参考にしながら、好みや体調、気分などに合わせて、えんげちゃんダンスを選んで、楽しく続けましょう!
えんげちゃんダンスのイメージ
曲名 | イメージ | 曲調 |
---|---|---|
世界のえんげちゃんと一緒に | 基本バージョンと上級バージョンでレベルアップや体力増進も! | 軽快なポップな調べ |
みんなでいただきます | 子供~大人まで大人気!リズムに乗って歌って踊って楽しく体操 | ノリのいいアップテンポのダンス音楽 |
食べるしあわせいつまでも | 拳を掲げたり、手拍子もプラス。体操初心者も一緒にみんなで楽しく盛り上がろう! | 疾走感のある爽やかな楽曲 |
パタカラロック | バリエーション豊かにカラダと口・のどをしっかり体操 | 懐かしい童謡風 |
パタカラの歌声 | カラダを伸ばして、しっかり声を出します | ゆっくりめの唱歌風 |
ご当地えんげちゃんダンス | 地域の名所、名産、方言などを盛り込んでオリジナルの「歌と体操」を作成します | レトロ歌謡、 グループサウンズなど地域の好みに合わせて多岐 |
一音一音丁寧に口を動かすことを意識しましょう。
フレーズは言葉を切らずに一息で歌うと効果的です。
また低音から高音、高音から低音と音階を意識してのびのびと声を出します。
遠くに目印を見つけて、そこに向かって声を届けるようにイメージするのが長いフレーズを歌うコツです。
口やのどを上手に使う練習や長く息を出す練習、咀嚼筋や呼吸筋を鍛えるトレーニングになります。
パタカラ発音の効果
「パタカラ」は口の体操でよく使われる発音です。
飲み込むときは唇をしっかり閉じて、舌を上あごの前から奥へとつけながら、食べ物をのどへ送り込みます。「パタカラ」を発音練習することはこの送りこみの力を維持することにつながります。
パタカラだけじゃない!大切な発音
でも口の体操は「パタカラ」だけではありません。
「い」や「え」のような「口を横に広げる」動きや、
「う」や「お」のような「唇をすぼめて突き出す」動きも「食べること」「飲み込む」ために重要です。
そして母音だけでなく、子音も大切です。
そこで、えんげちゃんダンスの歌には唇や舌、口腔などをしっかり動かす言葉を選んで、歌詞の中にたくさん取り入れています。
また、長く息を吐いて喀出力*を高めたり、音階によりのどを鍛える工夫など、さまざまな技が入っています。なので、歌うだけでも食べる力が向上するのです。
*喀出力 誤嚥したとき、しっかりむせたり、咳き込んで、異物を外に吐きだす力
カラダがしっかり伸びることを意識しましょう。
首、肩、胸郭、肩甲骨等のストレッチ効果によって、
肺活量がアップしたり、姿勢が改善したりします。
座って行っても呼吸筋を強化することができます。
体操を行うにあたっての注意点
無理をせず、できる範囲で行うようにしてください。
座位で行う場合は安定した椅子に座って、しっかりと足の裏を床につけて行うようにしましょう。
以下の方は、体操を行う前に歯科医師の指示に従いましょう。
あご等の関節に痛みのある方、口が開きづらい方、入れ歯が外れる方、医師から運動等を禁止されている方、すでに飲み込む能力が大きく低下している方